はてさて、この写真から、頂上までの写真がないので壮絶を極める勇士達の戦いを『文字』にてお送り致します。
7合目以降は手掴みで岩場を登って行きました。
急ぐと頭の奥から『高山病』のガンガンという足音が聞こえてきます
こんな過酷な中イチャつくカップルをみてそっと呪いをかけてやりました
岩場をヒョイヒョイ登るジイさんを『猿飛』と名付けました
『おでん600円』に引きました
山岳部なのか本物の山ガールのタフさにビビりました
あまりにも近い星空に本気で来てよかったと感動しました
9合目でジージャン、ジーパン、ショルダーバッグにスニーカーの学校帰りみたいな外人をみました。白い息を吐きながら「イッツクール」と言ってました。僕は「日の出は30分後やで」と親切に教えてやりました。(いつくーる)
有料トイレに『急ぐとも、心静めて仁王立ち、こぼさず注ぐ松茸の露』と書いてあるありがたいお言葉に、「いやいや、自分はしめじみたいなもんですよ」と謙虚さを知りました
小学生ぐらいの子が卵卵…もといエッグエッグ泣きじゃくりながら母親に「もうやめんの?!、ここで諦めんの?!!」と怒鳴られ「イヤだぁぁ!!あっ、あぎらっめっっないぃぃぃ!!」とボロボロになりながら登る少年に勇気をもらいました
白んでくる空に焦りながらも朝がこんなに待ち遠しいと思ったのは久々です
そして、そしてついにご来光です
ご来光に間に合ったのはわずか4人でした
旅はもうちょい続きまして噴火口と言いますか?富士山にはコップの縁のようにぐるりと頂上があるわけで、一箇所じゃないんですよ。じゃあいっちょやったろかい行ったろかいってコトで縁を一周する『お鉢巡り』に行きました。お供は沙悟浄でも猪八戒でもなく支店の小悪魔ちゃんとの二人ぶらり旅です。「1時間ぐらいですよ!」なんて甘いお話に乗っかった自分が浅はかでした
なんてことない、めいっぱい2時間半かかりました
↓の写真の絶景を観て下さい。「いいか、絶対に押すなよ!」なんて遊ぶ余裕も無いぐらいマジメにビビってました。ズルっといけば富士山より高いトコに逝っちまいます。南無…。
グッチさんのミッションを終えて雪残る道をあと半分回ります
道幅も狭く、坂道とゆう名の崖っぷちを登って『剣ヶ峰』に到着。いわゆる『頂上の頂上』富士山のさっきっちょ、キング・オブ・キングスです
みんなで記念写真。思ってる以上にみんな笑えてない(笑)
下山はとにかくすり足で下るというより滑る感じで一気に降りました
全身ガタガタを帰りに温泉に立ち寄ってサッパリした後、やはり、やはりでした
『最高』以外の何もんでもないまさに至福の時でした
これから登る人一度は後悔しますよ
登らないと決めている人死ぬまでチャンスはありま す。
登りたいと思った人トレッキングシューズは大きめを選ぶべし
登った事ある人めっっちゃすごい
終わってみて登ってホンマよかったとおへその奥から思う。
今回は色々な経験に成りました。答えではないけれど自分探すなら一度はお試しあれ
皆さまが、フォースと共に有らんコトを…。
おしまい。